私の腕はアザだらけになり、倍くらいに腫れあがっていた
しばらくの間は動かすことさえできなかった

ダンナはその日の夜、何事もなかったかのように帰ってきた
子供達は私から一歩も離れようとしなかった
自分達が怖いとかではなく、私のことが心配だったから

大丈夫だからと無理矢理子供達を寝かせた後
二度とこんなことはしないとダンナは泣きながら私に謝った

でも私は薄々感づいていた
きっとこの生活はダメになる

子供達が受けたショックはかなりのものだと思う
私が我慢すればいい次元を越えてしまった

自分の母親が目の前で殴りつけられたら
子供達はどう思うか
そしてその相手をどう思うか

その相手になつけなんて無理な話だ
そして子供達がなつかなくなれば
ダンナだってきっと子供達をカワイイとは思えなくなるはずだ

実の父親だってこんなことをしてしまえば親子の関係を修復するのは難しい
まして相手が他人となればなおさら

私がいくら子供達に言って聞かせても、実際目にしてしまった事実は消えない
あんなになついていた青Pさえ、よそよそしい態度をとるようになった

でもみんなそれぞれ頑張ったと思う 気持ちを切り換え、もう一度やり直そうと
子供達が一番頑張ったと思う
今までどおりダンナと接することは、子供にとってはかなり難しいことだったと思う

でも、それをすべて無駄にしてしまったのもダンナだった
相変わらず借金に追われ、仕事のお金まで使い込むことは変わらなかった
約束通り二度と私に暴力をふるうことはなかったが
金をだせと家中の家具を倒し、襖や壁を殴りつけボロボロにした
私が怖がってお金をだすとでも思っているのだろうか?
学校から帰って来てその状態を見た子供達は呆れて物も言えない状態だった
ダンナがいつまでも大人に成長しない間に
子供達の方がどんどん大人に成長していっていた

桃Pの友達が遊びに来ている時に暴れたことだってある
外でガラスを割り始め、近所の人が飛び出してきたことだってある
警察を呼ぶぞ!と近所の人に言われ
呼べるもんなら呼んでみろ!と強がりを言いながらも
またもあっさりとその場から姿を消した
相変わらず度胸はないようだ





  
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