ダンナは自分が気に入らないことがあると、すぐ夢Pを連れ出した
子供達が心配するのを承知でそんなことをする子供じみた人間だ
ダンナの思惑どおり、子供達は夢Pのことが心配で
食事も食べないで夜遅くまで待っていたことだってある
私がいくら大丈夫だと言っても
夢Pが帰ってくるまでは...と、食事もしないし眠ることもしない

借金の取り立てで余裕がなくなっていたダンナは、幾度となくそんなことをした
そしてついに我慢できなくなった桃Pがダンナに向かって
勝手なことしないでよ!
と言った時、ダンナは桃Pにこう言った

うるさい俺の子だ!おまえらには関係ないだろう!

絶対に言ってはいけない言葉だった

桃P達だって夢Pのこと大好きなんだから!
面倒だっていつも見てるんだから!
桃Pは涙ぐみながら反論した

別に俺は面倒みてくれなんて頼んでない
と、ダンナは言った

子供に対してそんなことを言うことに腹が立ったが
もっと頭にきたのは、子供にそんなことを言わせたことだった
桃P達は本当に夢Pのことを可愛がっていた
<面倒みてあげている>なんて気持ちは全然なかったと思う
本当に夢Pが可愛いから面倒みていた

でもあんな言われ方をすると、人間誰だって
「私だって〜してるのに」
「私だって〜してあげているのに」
そうなってしまう
普段そんなこと思っていなくても、売り言葉に買い言葉状態で
イヤでも口からそんな言葉がでてしまう
そして言った本人が一番イヤな思いをしてしまう
私にはそれがよくわかっていた
何度となくそんな思いをしてきたから

だからこそ、そんな思いを桃Pにさせたことに猛烈に腹が立った





  
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