4人で生活を始めた頃より、もっともっと努力してみた
子供達にも、そしてダンナにも、いろんなことをそれぞれに提案してみた
でも一度開いた距離は、なかなか縮まることはなかった

本当は思っていた

大人なんだからアンタが少しは努力するとか我慢するとかしてよ

それとなく伝えたこともあった
でも私が子供のかたをもつこと自体おもしろくないらしい
子供達の方が精神的によっぽど大人だよ
何故子供と同じレベルになってしまうのだろう?
自分と子供と比較する事自体おかしな話だ
バカな女がよく「私と仕事とどっちが大事なの?」と言う
そんなレベルの話
協力を頼むのは無理だなと思った

そんな時、ダンナの借金問題がチラホラと姿を現しだした
義母は
息子をかばう訳じゃないけど、今までこんなことなかったのよ
別にアンタ達のせいとは言わないけど、再婚してからだからねぇ
と言った
それって明らかに私達親子が原因だと言っているようなものだ

私だって
もしかして私達の為に?私達のせいで?
義母に言われなくてもそんな風に感じてもいた

実際お金のやり繰りをしていたのはダンナの方だった
ダンナは生活を始めた一番最初に
「とりあえずこれ」と私に数万円を渡した 「なくなったら言って」と

その生活自体も私には辛かった
子供には何かとお金がかかる でもお金ちょうだいとはやっぱりいいずらい
子供じゃあるまいし、お金がなくなる度に「下さい」と言わなければならないミジメさ

「私にお金の管理させてよ」
子供達の父親だったら堂々と言えたと思うその言葉が
その時の私には言えなかった

そんな状況だったから余計に
私達の為に借金をしたのかも?という気持ちはあった
だから10年以上もかけてコツコツ貯めてきた子供達の定期を解約し
借金の返済にあてた

でもまた同じことが起きた
今度は明らかに私達の為でも私達のせいでもない
借金の整理をする時にやっとダンナは私にお金の管理は頼むと言ったからだ
今度は生活の為になんて絶対言わせない
ダンナが自分で生活の為のお金を払うことはなかったし
ダンナにだって人並み以上にお金は渡していた

そしてまたどうにもできなくなった頃、私になんとかしてくれと言ってきた
でもそんなの無理に決まってる
貯金は前回の借金ですべて使ってしまったし
毎月10万近くも借金の返済にあてるほど家には余裕なんてない
あれだけ言ったのに・・・
私がこの10年以上の間、どんな思いで子供達の為に貯金をしてきたか
若い時なんて、やりたいことも欲しいものもいっぱいある
でも自分がいろんなことを我慢してでも
子供達の将来の為にと貯めてきた大切なお金だった
わかってくれたはずなのに、ダンナは再び同じ事を繰り返した

同じ頃、自営業だった親の元で働いていたダンナは
独立して仕事をするようになった
親から給料をもらうより、独立したほうが収入もあがる
でもそれをいいことに
ダンナは仕入れのお金や支払いのお金を使い込むようになった





  
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