行方がわからない元ダンナは、いつの間にか実家に帰っていた
私や子供達がどれだけ困っているか義母は知っていたはず
けれど「見つかった」の一言さえ義母からはなかった
元ダンナの会社の同僚が実家にいるらしいと私に連絡してきてくれた
義母に電話をして確認すると「あぁ、いるわよ」
自分が安心さえすればそれでいいわけ?

しばらくして元ダンナは、やり直す為と親からお金をもらい、そしてまた逃げた

義母に何度話をしても
「息子に金は渡した」
「私達は遠くにいるんだから関係ない」の一点張り
そしてこんなセリフが飛び出してきた

今までどうやって生活してきたの?
うちの息子が稼いだお金で生活してきたんでしょ

だから?だからどうだって言いたいの?

確かに私は専業主婦だったからそうかも知れない
でも、じゃあ私にはなんの価値もなかったってこと?
家事を放棄したわけではない、子育てだって放棄したわけではない
やるべきことはキチンとやってきたつもりでいる
なんでそんな言い方をされるのかと頭にくるより
なんでそんな言い方しかできないのか
同じ女として対等に争う気は起きてはこなかった

その後、どうにもならなかった私は興信所に頼んで元ダンナを探してもらった

そんな時、どこからどう話が伝わったのかは知らないが
義父の兄の奥さんが一言義母に言ったらしい

自分の息子がこれだけのことをしているのに
知らないじゃ済まされないでしょ!

そして義父母・父、私の話し合いが叔父夫婦の家で行なわれた
今までの勢いはどこへ行ってしまったの?と思うくらい
おとなしく話を聞く義母がいた
そして車のお金はむこうの両親が払うことになった
そして
今回こそ息子を立ち直らせたい
だから親がお金を払ったことは本人には絶対言わないで欲しい
と義母が私に言った
内心<今更遅いんじゃない?>と思いながらも私は約束を守りつづけた


何ヶ月かして元ダンナが見つかり
別れるつもりでいること
興信所の費用は子供の積立から出したから
返して欲しいと話した時、こんな言葉を聞いた

返してって言ったって、結局は俺が稼いだ金じゃん

<親子揃って言う事は一緒>
それ以外の感情は不思議とわいてこなかった

そして
車の金だって結局はうちの親が払ったんだろ

義母が元ダンナに話したらしい

この人は一生一人前の男になることはできないだろうな

私にとってはすでに他人事・・・
客観的にただ可哀相しか思わなかった





  
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送