番外編  



よく男の子は身体が弱いから育てるのが大変だって言う。

私には兄がひとりいるけれど、実際兄は小さい頃から病気をしたりケガをしたり大変だったらしい。

私はといえば・・・健康優良児で表彰されちゃったくらい、小さい頃からたいした病気などしたことはない。





心臓に穴???

青Pの一ヶ月検診の時のこと。

聴診器をあてている先生が首をかしげながら、何度も何度も青Pの体に聴診器をあてなおしている。

「心臓に雑音があるようだ

え?なんのことだかわからなかった。

「大学病院に紹介状を書くから、一度検査してもらいなさい」

はいと返事はしたものの、いまひとつ何を言いたいのかわからなかった。

そして数日後、青Pを連れて大学病院へ。

診察をしてくれた先生から
「心臓に穴が開いてますね」と言われた。

自分で全身の血がサーッとひいていくのがわかった。初めての感覚。

先生が詳しく説明してくれたけれど、殆ど頭にはいらないくらいパニクッてた。

でも不思議と冷静に「はい」「はい」と話を聞いている私がいた。


自然に穴がふさがらなければ手術になると言われていたけれど、2年ほどしてなんとか自然治癒してくれた。

男の子は弱いという言葉はホントだったんだ・・・単純にそー思った。

そんな過去をかかえる青Pだけど、ホントにそんな事あった?と思ってしまうくらい健康そのもの。

ただケガは多い。

お風呂場で転んで頭がパックリいったこともあった。

自転車で塀に激突して顔を倍にして帰って来たこともあった。

ロフトベッドから落ちて骨折もした。

小学生の頃は超デブで、(でも不思議と足は速かったりするのよ。運動神経のいいデブってやつ?)

運動会の時期になると足に体重の負担がかかって必ず病院通い。

今はスマートになったけれど、たまに壁とケンカして拳を負傷したりすることも(-_-)

我が家の医療費はすべて青Pのものといってもいいほど病院とは仲良しだ。



タマがない???

そして我が家のもう一人の男、夢Pも同じく心配をかけてくれた・・・

出産後は黄疸がひどく、母乳は禁止。

またなのー?ヤッパリ男の子は・・・と思っていた矢先に先生からまた意外な言葉が

「ん?タマが片方ないぞ」  え?(・・・タマがないって)

1年間様子を見たけれど、いっこうに片タマのまま。


産婦人科の先生に勧められて小児病院へ。

《停留睾丸》と言われた。

もともと胎児のタマタマはお腹の中にあるらしい。 それが出産までの間に自然と定位置へとおりてくるそうな。

それがおりてこないのが停留睾丸だそうで。

以前は3才くらいまで様子をみていたが、1才過ぎておりてこない場合、ほとんどが自然におりてくることはないので

子供が小さくてわからないうちに手術をしてしまうケースが多いらしい。


そして夢Pも手術をすることになり入院。

小児病院なので完全看護だから親の付き添いはNO! 夢Pに会えるのは面会時間のみ。

その面会も大人のみ。 心配でたまらない桃Pも青Pも面会すらすることはできなかった。


麻酔をかけられて手術にむかう途中、私の顔をみつけてウツロな瞳でニコッと笑った夢P。

面会に行った私をみつけ、ずーーーっと遠くからちぎれそうなくらい手を振った夢P。

そしてホッとするのか、行くといつも大泣き。 帰りもしがみついて離れない。

そんな夢Pの顔は今でもハッキリと覚えている。

ント男の子ってものは、次から次へといっぱい心配かけてくれる。

だから余計にカワイイと感じるのかも。。。親になってそれを実感した。


でもたまにはキレるときもあるサ(^^; by ZEB




     

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